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湾岸WIT第7号
2003/03/18
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「先生と自分で言うほどバカでなし」バカで結構、謙虚が一番。こんにちは。ニコ先生です。
3月、ようやっと春の訪れですね。生きものが目覚める季節です。
さあ、土づくりにも精を出さなくちゃ、はっはっは…
オクサマンには「土を育てている(実は虫も?)」としか思われてない私も、植物を育てたりもします。
冬の間はニンジン島で遊びました。(まん中のページと、郵送の方は封筒にもありますね)
炊飯器の隣に置いて育てていたんですが、みるみる水を吸って大きくなりまして、
テーブルに飾ってしまったのが写真です。
「こいつはいいや」ということで、ニンジン島2号も造成しまして、「さあ、早く伸びてこいよ」と待っていた
のですが、1号の方が大きくなったので、ベランダの土に植え替えた途端に元気がなくなって、
気がつくのが遅かったんで、水やりすぎて腐らせちゃいましたよ。
やはり、生きものなんですね。 仲間がいないと、さびしいんでしょうね。
そうですよ。植物だって生きものなんです。愛情のない人が育てると、
ホラ、すぐ枯れちゃったりするでしょ!? ね、奥さん。
ハイ、自分のことはすっかり棚に上げています。
おまけに愛情のかけらもなくたって、伸びる草は伸びます。憎たらしいほど、伸びますね。
で、ベランダに植えた方のニンジン島ですか?
───どっか行っちゃいましたね。
土に還ったんでしょうかね。
まあ、腐った方のニンジン島もまとめて堆肥にしちゃったから、やっぱり土になって、
どこかでまた会えて、ハッピーエンドですね、こりゃ。ハ、ハ、ハ……
今やってる「高校教師」もそんな話じゃなかったでしたっけ? 1回しか見てないけど。
ニンジン島が終わったあとは、今度はダイコン島です。
こいつは前から直接土の上に置いても結構しぶとく生き延びてたので相当イケることは知ってたんですが、
やはりグングン伸びてきました。
アブラムシがいつの間にかいっぱいついてしまっていて、オクサマンに
「何で1匹のうちに何とかしなかったんですか?」と怒られちゃいましたけど、
おかしいな。全然気がつきませんでした。やあ、見ているところが違うんでしょうね、やっぱり。
で、速攻ベランダ行きで、でもね奥さん、
大根はまた次の週にも来るんですよ。
早速ダイコン島第2号です。
いえね、しなびかけてたのを救ったんですけど、
これが内側のほうから緑色も鮮やかに、蘇ってきたんですよ。
でね、毎朝水をやるたんびに、外側のくたびれた方から
「元気ですかぁ?起きてますかぁ?」と軽く握手をしてやるんです。
どうです?愛情が感じられるでしょ!?
もちろん「もうあかん」ってやつは、その時点でポロッと落ちて堆肥行きですね。
残酷ですね。死を待つ囚人を見回る看守のような愛情ですかね。
でもそれが生き物の世界、生存競争ってやつですね。生きることはつらいこと。
そして、生きることと死ぬことはつながってる。え?違うって??そうですね。命は楽しまなくちゃですね。
といったところで、今回は「音」の話。え?全然関係ないって??
まあまあ、そう言わずにお付き合いくださいな。
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